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人生 お金のこと
恥ずかしながらなのですが、今更ながら、当たり前のことに気づきました。自分の家のメンテナンスを、DIYでしようが、田畑で野菜を育てようが、自分のためなのであって、金銭を稼ぐことにはなっていない。しかし、楽しい。収入として得ているのは、もっぱら「教育」関連であって、他人のために、ということが優先されている。ストレスがたまるし、本来進んでやりたくないような類のものだ。ほとんど貯金はないし、奨学金の返済は...
2023年9月21日
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人生 いかに生くべきか
いきなり暗い話で恐縮だが、統合失調症と診断された頃は、いまにも死にそうだった。どのように死ぬかが問題であった。今は、どのように生きてゆくかが、大問題になった。あまりにも漠然としているので、具体的に考えてみた。学習塾を大きくするという案。どう考えても、大手予備校に正社員で働いても、個人的な性格上、怠けようとするだろう。割に合わないからだ。しかし、自分が運営に関与するような環境であれば、積極的に動いて...
2023年6月2日
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人生 どこが違うのよ
自分を客観化するには、どうするべきか?大学院で他の人と対話して、別の視点があることを知る。多角的に考える。知識をつけるだけでなく、「思考の枠組み」を鍛えた。だから、抑止論という専門分野に取り組んだ経験は、日常生活で「モンスター・ペアレンツ」とたたかうときにも、存分に発揮されている。しかし、学問を生活経験に生かすというのは、やはり小林秀雄が言うように、本筋ではないようだ。教育において、保護者対応や生...
2023年4月3日
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人生 計算
サッカーや野球で、選抜メンバーを選ぶとき、監督は、どういう基準で行っているのだろうか。よく日本代表レベルだと、日本国中で話題となるため、賛否両論が聞かれることがある。監督は会見で、あの選手を選ばなかった理由は何かと、尋ねられている。たとえ実力があったとしても、ポジションが重なっているときや、コンディション、それから戦術理解の問題から、選考漏れする選手があらわれるのだ。高校のとき野球をしていたが、ど...
2023年3月18日
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人生 自己反省がない
頭のいい人たちは、なかなか謝らない。文科省の『学習指導要領』は、新しくなったとはいうものの、その理由を「時代」に押し付けることはできないだろう。批評家の小林秀雄からすれば、戦後という時代は、西洋近代の合理主義がいきすぎた時代であった。その時から、情操教育を唱えて、主体的に考える、そして「創造」することの意義を唱えていた。小林が指摘していたように、外部の観察ではなく、もっと内面を見つめるべきだったの...
2023年3月11日
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人生 デジタルとアナログ
現代社会の大きな課題は、デジタルとアナログだと思う。この問題自体は、すでに多くの論者が書いていることなのだから、門外漢があれやこれやと言う必要はない。私がこの問題について言いたいことは、私が身近に感じたことから、これから生きてゆこうとする方向性について探るという姿勢である。予備校で現代文の問題を解説する時、必ずデジタルとアナログの問題が取り上げられているが、それは日本の問題そのものだからだ。日本が...
2023年2月17日
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人生 しょーもね
軽いタイトルになってしまったが、文章を書いているときに、何かに取り憑かれているようになっていると、他のことなど全く眼中になくなる。そのため、昔はほとんどそれ以外のことは意識していなかったのだが、日常生活を送ることに注力せねばならなくなって、別にしたくもないことをしていると、タイトルのような感情に、どうしてもなってしまうのだ。それば、売れている作家であれば、やはり名文家は世離れしている人だと、逆に誉...
2023年1月24日
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人生 五木寛之『無意味な人生など、ひとつもない』
今回は、五木寛之『無意味な人生など、ひとつもない』(PHP研究所、2017年)を取り上げます。私の問題関心に沿って、「生と死」に関する論点を整理していきます。すでに考察した通り、朝鮮半島からの引き揚げ経験を有する五木は、今日の自殺者の増加に警鐘を鳴らして、この問題に対してどのように取り組むべきかについて考えています。 五木によれば、自殺者の増加を抑えるためには、「死」に直面する経験をして、各自が...
2022年5月11日