関連記事
-
統合失調症 生まれてすみません
悪いことに、精神病的症状というのは、いったん発症すると、「完治」するということはないようだ。これは、精神病院につとめるお偉い先生方が患者を観察して、冷静に他者分析したという類のものではない。最初からおかしかったんだとしか言いようがない。悲しくなる。学習塾で入会希望の問い合わせが、時期的な影響があって、微増している。普通は喜ぶんだろうが、うれしくない。病気の先生が指導しているのが申し訳ないというのも...
2023年3月31日
-
教育 科学的とは何か
昔、仕事関連でお世話になった保護者さんが、顔を合せても、よそよそしい。ブログの内容を見ていただいたのだろうから、仕方ないとは思う。「頑張って生活しているんだよ」という人にとっては、聞き苦しい話なんだろう。売れなかろうが、結婚するよりも表現したいと考えている者は、常識ある社会人からすれば、「変人」なのだろう。しかし、こらえてきたものが、「爆発」しているだけなのだ。よくここまで我慢してきたと、自分で自...
2023年3月29日
-
人生 計算
サッカーや野球で、選抜メンバーを選ぶとき、監督は、どういう基準で行っているのだろうか。よく日本代表レベルだと、日本国中で話題となるため、賛否両論が聞かれることがある。監督は会見で、あの選手を選ばなかった理由は何かと、尋ねられている。たとえ実力があったとしても、ポジションが重なっているときや、コンディション、それから戦術理解の問題から、選考漏れする選手があらわれるのだ。高校のとき野球をしていたが、ど...
2023年3月18日
-
ふりかえる 共通理解の醸成
今日、昔の研究会の話が、頭から離れなかった。研究会で話を振られて、つい話しすぎたことだ。公開論文ゼロの私が、研究者に質問するのは、失礼だろうと、マジメに考えていた頃の話だ。国際政治の左派と右派は、共通理解に達することが可能かどうかについて、マジメに考えていた頃の話だ。そんなことは、今どうでもよくなって、お偉いさん方にお任せしようと思っている。核ミサイルを持たない日本が、非友好国に囲まれた状況におい...
2023年3月16日
-
ふりかえる お金と縁
お金は好きだが、専門的に突き詰めて考えるほどのものではないと考えていた。そろばんを教える手伝いをしているのに、たいへんまずい話なのだが、お買い物ではほとんどお釣りなど、計算していない。値引きの計算も、面倒くさくてしていない。その結果、屋台などで、お金の計算を間違えて、損をしたことがある。自分のことになると、あまり思い出したくも、言いたくもないほどだ。しかし、他人のお金にまつわるエピソードを聞くのは...
2023年3月13日
-
絶望 信頼
有名な作家というのは、読者からの「信頼」を得たといえるのだろう。ただ、私の好きな作家や画家が、社会的な信頼を得ていたとはいえないことも知っている。別に、すすんで悪い人間になろうとは、もちろん思っているわけではない。しかし、真面目にやっていることが、馬鹿馬鹿しくなるのは、なぜなんだろうか。社会との不調和?昔人に言われて、私自身もそらそうやなと思ったのが、「ちゃんと働きよ」ということだった。たしかに、...
2023年3月12日
-
人生 自己反省がない
頭のいい人たちは、なかなか謝らない。文科省の『学習指導要領』は、新しくなったとはいうものの、その理由を「時代」に押し付けることはできないだろう。批評家の小林秀雄からすれば、戦後という時代は、西洋近代の合理主義がいきすぎた時代であった。その時から、情操教育を唱えて、主体的に考える、そして「創造」することの意義を唱えていた。小林が指摘していたように、外部の観察ではなく、もっと内面を見つめるべきだったの...
2023年3月11日
-
文体 祖母のこと
このたび、祖母が施設に入所することになった。入所できるだけでも、このご時世では、たいへんのことのようだ。要介護のレベルとか、コロナの件など、もしかすると関係しているのかもしれない。私は、日々介護していたわけではないのだが、話を聞くだけでも、疲れてくる。もう私の顔や名前も、祖母は忘れてしまっていた。思い出すのは、もう一人の祖母が、脳関連で車いす生活を続けていた姿だ。だいぶ前に亡くなったのだが、施設に...
2023年3月6日
-
文体 生活と芸術
今日、電車に乗っていると、精神病院でお世話になった職員さんを見かけた。「お世話になった」とは表面上は言うものの、強制的に入れられて、病院から脱走しようとしていた私からすれば、当時は「敵」にしか見えなかった。声をかけることはしなかったが、あれから8年も経つのに、まだ勤務されているのだなと思った。このように、今は良いように言えば、一種の「超越的」な感じになりつつある。ただ、それは、単に時が経って、過去...
2023年3月4日