ECC国際外語専門学校・非常勤講師
四谷学院・非常勤講師中西 哲也

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関西学院大学・法学研究科・博士後期課程単位取得退学
龍谷大学法学部・非常勤講師(~2018年)
なかにしそろばん塾・講師

中西 哲也の新着記事

  • 創造性

    「創造性」についての覚書(その五)

    「環境」と「個性」 今回から、前回抽出した、川喜田二郎の「核心的論理」とその前提を批判的に検討していきます。 川喜田の「核心的論理」とは、「環境」をしっかりと把握することができさえすれば、自然と「個性」や「主体性」も発揮できるという論理でした。この論理は、自己が自然・環境と一体で...

    2019年6月21日

  • 創造性

    「創造性」についての覚書(その四)

    思想としての「総合」 今回は、川喜田二郎の議論の意義を確認したあとで、「個性」と「主体性」に関する「核心的論理」を抽出します。 川喜田によれば、「我」を前面に出す西欧文明には、次のような特徴があります。それは、自分が創造するのみで、創造によって自分が変わることを認めないことや、仕...

    2019年6月13日

  • 創造性

    「創造性」についての覚書(その三)

    「全体状況」と「絶対感」 前回は、川喜田二郎の近代西欧文明批判を解説しました。近代西欧文明の「我」に対して、川喜田は「没我」・「無我」を強調します。 「没我」・「無我」の境地とは、「我」ではなく、「渾沌」(こんとん)からはじまります。また、主体も客体から影響を受けるということを認...

    2019年6月6日

  • 創造性

    「創造性」についての覚書(その二)

    デカルト的「我」と近代西欧文明 はじめに、川喜田二郎の議論を整理しておきましょう。川喜田は、現代の問題の根本原因は近代西欧文明にある、と論じています。この点が、川喜田の議論の軸となっています。 創造性とは問題解決の能力です。具体的に川喜田は、KJ法を通じて実践することによって、現...

    2019年5月31日

  • 創造性

    「創造性」についての覚書(その一)

    なぜ川喜田二郎なのか 今回から4回にわたって、川喜田二郎の書籍を取り上げます。「KJ法」を開発した川喜田二郎が、「創造性」についてどのように考えていたのかについて検討していきます。 まず、なぜ川喜田二郎を取り上げるのかについて説明します。前回までの検討で明らかになった、「創造性の...

    2019年5月25日

  • 教養

    「内省」の力と大学教育の意義(新続)

    論理の転換 前回は、文科省の「教養教育」において、「内省」が重要な位置を占めるようになっていることを確認しました。 文科省自身も、従来の教育が「知識伝達型」になっていたことを、反省点として総括しています。現在文科省が、「課題探求能力」を前面に押し出しているということは、裏を返せば...

    2019年5月13日

  • 教養

    「内省」の力と大学教育の意義(続々)

    文科省の「教養教育」 今回は、前回の「内省」に関する分析を踏まえて、国がどのような「教養教育」を進めているのかについて検討します(以下の参考資料は、中央教育審議会の「答申」です)。 まず、文部科学省(以下、文科省)は、「教養」について、次のように定義しています。それは、「個人が社...

    2019年5月8日

  • 教養

    「内省」の力と大学教育の意義(続)

    議論の整理 「令和」の時代になりました。「昭和」から「平成」に元号が変わったとき、筆者はまだ幼かったですが、「平成」という時代に、自己を認識する力が向上したと実感しています。 さて、前・中・後と3回にわたって、「志望理由書」と「研究計画書」、そして「エントリー・シート」について論...

    2019年5月4日

  • 教養

    「内省」の力と大学教育の意義(後)

    「エントリー・シート」について 前回言及した通り、今回は「エントリー・シート」について書きます。結論と根拠については、前回すでに触れましたが、より具体的に説明したいと思います。 研究活動と同様に、就職活動に関しても、自分の「外」の分析に重点を置きつつ、立派に採用を勝ち取る学生はい...

    2019年4月30日

  • 教養

    「内省」の力と大学教育の意義(中)

    「論理的矛盾」の問題 前回では、「志望理由書」を取り上げながら、自己分析を大学分析よりも優先させるべきだと述べました。その理由として、「手段の自己目的化」という問題を指摘しました。 今回は、「研究計画書」と「エントリー・シート」の両方を取り上げる予定でしたが、前者のみとさせていた...

    2019年4月26日

  • 教養

    「内省」の力と大学教育の意義(前半)

    自分の「外」が先か、それとも「内」が先か 前回の記事では、スティーヴ・ジョブズを取り上げました。前回のおさらいをしておくと、ジョブズの起業家精神の真髄は、外部社会との関係のあり方に気をもむよりも、自分自身の内なる声に耳をすますべきだというものでした。 ちなみに、この起業家の特性は...

    2019年4月21日

  • 教養

    ジョブズと起業家精神の真髄

    なぜジョブズなのか 前回の記事では、ブログの方向性についてお話ししました。簡潔に言えば、「自分との対話」が「創造的行為」の源泉になりえるということです。この「仮説」は、今回はもちろん、今後も一貫させたいと考えています(ネタが尽きるまでは)。 今回は、この「仮説」をより具体的に説明...

    2019年4月16日

  • 教養

    自己紹介とブログの狙い(無料公開記事)

    自己紹介 はじめまして。中西哲也と申します。 ブログを始めるにあたって、まず、簡単に自己紹介をさせていただきます。 私は、大学院で学問的探究を行いながら、教育業界にも携わってきました。 第1に、大学院で「外交史」を専攻して、歴史や政治に関する文献を読んできました。とくに、E・H・...

    2019年4月13日